「飛翔する松」 印判小皿 19世紀 7枚セット
SOLD OUT明治時代に焼かれた印判小皿。一見凡庸な印判であるが、遠目に見ると鳳凰、間近に見ると松という騙し絵を取り入れた図変わりである。
葉が表す雄大な翼もさることながら、本来土中にあるはずの根が空中に晒され、尾を形成しているところに目を奪われる。陶磁史において、樹木が根の先まで描かれたのは後にも先にもこの皿だけではないだろうか。 羽には孔雀のような目玉模様があるが、これは松毬か。
印判で花鳥風月の脱構築を図った怪作。7枚中2枚に僅かな欠けがある以外、状態は良好。呉須の白抜けや絵柄のズレが、当時の印判がまだ手作業に依存していたことを物語っている。
W11cm × H2.5cm
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