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蛇韻律

鎌倉時代 山茶碗 13〜14世紀

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愛知県で出土した無釉の茶碗。高温で焼き締められた濃灰色の素地に、美しいビードロの自然釉がうっすらと乗っている。いわゆる「山茶碗」と呼ばれるもので、山場の窯跡に投棄された陶片が多数転がっていたことがその名の由来である。

東海地方では10世紀に灰釉陶器の生産が始まったが、11世紀後半になると陶工たちが施釉技法を放棄して山茶碗の生産に転換。その後15世紀まで約400年間に亘って大量に焼き続けられた。用途は一般庶民向けの食膳具であったとするのが通説だが、胎土の荒い山茶碗は食膳具には不向きであることから異を唱える意見も多くある。

奇しくも山茶碗の創始は、質素倹約が奨励され始めた時代に重なっている。幕府があえて粗雑な食器を民間に普及させることで、身分秩序の維持を図っていた可能性はないだろうか。

この山茶碗は器形から推測するに鎌倉時代のものだろう。高台の大半が失われているのは、重ね焼きの際に下の茶碗に溶着したことが原因。それ以外に割れなどは無く、山茶碗にしては状態良好であると言える。

W13.5cm × H5cm
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