琉球 壺屋焼 掛分筒描渡名喜瓶
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琉球王国末期に焼かれた壺屋焼の渡名喜瓶。主に祭祀の場で神酒を納めるために用いられた徳利の一種である。腰部に角度をつけた瓢形を成し、緑釉と飴釉を掛け分ける。胴部上方には鉄釉により笹の葉を描き、その線に沿って、イッチン(筒描き)技法による白泥の点描を配す。まるで雨露を纏ったようなその意匠は、祝祭と祈念の場に漂う、同地の湿潤な空気を封じ込めているかのようである。
口縁の欠けと胴部の削げに銀繕いを施した。その他、スクラッチや窯傷が見られる。内部に目立った汚れや匂いは無い。
W9cm×H19.5cm
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