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蛇韻律

入道焼 茶褐釉徳利 19世紀

¥9,000(税込)

松代焼、洗馬焼と並ぶ信州の焼き物である入道焼の徳利。べた底であることから明治初頭に焼かれたものと思われる。藁灰釉を流し掛けしたものが多い中、こちらはイッチンによる装飾が施されている。

安政6年(1859)、藩主因幡守忠誠の命により、浅間焼の木村富蔵から作陶技術を学んだ田中五右衛門が開窯したとされる。その後、瓷、蓋付瓷、壺、すり鉢、徳利、火入れ等、多種多様な器種が焼かれたが、大正9年に廃窯となった。

火薬用具をルーツとするためか、質実剛健さが際立つ。旧国鉄中央西線の開通によって東海地方の安価な焼き物が流入するまで、良質な日用雑器として信州の庶民の暮らしを支えていたことが容易に想像できる確かな作りである。現在は数も減り、旧家に僅かに残る程度であろう。

特筆すべき瑕疵はなく状態良好。焼きが甘く、所々柚子肌を呈しているなど、変化に富んだ表情が楽しめる。

W12cm × H21cm
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