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蛇韻律

李氏朝鮮 刷毛目茶碗 16世紀

¥48,000(税込)

李朝中期に焼かれた小ぶりな刷毛目茶碗。刷毛目は粉引と同様、粉青沙器の一種である。

15世紀後半、分院の成立に伴う白磁の官製化により、それまで王室に粉青沙器を献上していた地方の窯は、供給先を一般庶民(中人及び常民)へと転換した。もはや精密な象嵌を施す必要がなくなり、徐々に簡素な様相を呈し始めた印花粉青沙器は、次第にこちらの茶碗のように刷毛の目跡のみを残すようになる。高麗から始まった象嵌の系譜は、遂にこの「刷毛目」で途絶えたのであった。

地方窯が白磁を生産するようになると、粉青沙器は衰退の一途を辿った。庶民に普及していたはずの刷毛目の残存数が少ないのは、供給された階層が限られていたこと、また生産期間が僅か50〜100年と短かったためだろう。

多くの高麗茶碗同様、器形は僅かに端反りし、荒々しい目跡と竹の節高台を有しているが、焼かれたのは当時釜山に置かれていた倭館窯の可能性もある。発掘品であるがカセは少なく、薄いニュウが一本ある以外に特筆すべき瑕疵はない。「李朝中期刷目茶碗」と書き付けられた古箱が付く。

W12.5cm×H4.5cm
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