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蛇韻律

アユタヤ 荷蘭甕 17世紀

アユタヤ王朝下のタイ南沿岸部で焼かれた緑釉壺。ビルマ陶器同様、錫鉛釉に銅を加えて発色させた失透性の緑釉が掛けられている。中にココナッツオイルが満たされた状態で販売され、オランダ東インド会社(以下、VOC)によって台湾に持ち込まれた。

VOCはこれらの壺を原住民(魯凱族・排湾族)の鹿皮と交換した。原住民は中のオイルを消費した後、空になった壺を重要な資産として位置付け、現在でも結納品として使用する風習が一部に残っている。排湾族の言葉で「Liljualjuas(荷蘭甕)」と呼ばれるこの壺は、当時無主の地であった台湾を占拠していたVOCに屈せず、比較的対等な立場で取引を行っていた原住民のしたたかさと誇りを伝えている。尚、VOCは彼らから得た鹿皮を長崎で販売することで利益を上げたとされる。

少々の傷や汚れと、高台に三箇所小さな欠けが見られるが概ね状態良好。既に油臭はない。高台が大きく内湾しているのは内容量をかさ増しするためだったのだろうか。

W25cm×H20cm
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