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南宋 珠光青磁茶碗 銘 三昧

¥70,000(税込)

南宋期に焼かれた青磁茶碗。片刃彫りと櫛を用いて見込みに花卉文を表し、外面には櫛目を複数配す。釉薬は黄味がかり、露胎は灰白色を呈し硬く焼き締まっている。

この手の粗製の青磁茶碗は福建省の各地で焼かれており、日本に舶来したものは福建北部の閩江に程近い莆田窯や福清窯産のものが中心とされる。村田珠光が取り上げたという伝承により「珠光青磁」と呼称されてきたが、茶会記に記されている内容から本来の珠光青磁は別の手である可能性が指摘されている。本作は「三昧」という銘が付けられており、見込みに染み付いた伝世味が釉色をより深いものにしている。

小さな窯傷やフリモノ、外面に火膨れが見られる。高台にホツと削げが見られるが、状態は良好。銘が記された箱に収まる。

W14.8cm×H5.5cm
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