高麗 白磁小碗
¥68,000(税込)
高麗時代に焼かれた白磁の小碗。小さな高台から朝顔形に大きく開き、見込みには沈線を一条巡らせる。高台内に至るまで総釉とし、畳付には目跡を残す。乳白の釉は火の当たりでほのかに暖色を帯び、細やかな貫入が全面を覆う。見込み中央の釉溜まりだけが淡く緑に沈む。
高麗では10世紀頃に青磁とともに白磁の焼成も始まったが、主流はあくまで青磁であり、白磁は龍仁西里窯址などに出土例を見るものの、伝存する作例はきわめて少ない。本作は中国の天目にも通じる小振りの茶碗で、喫茶の風が行き渡った高麗の時代相を偲ばせる。掌に収まる寸法は盃としても程よく、稀少な高麗の白を手元で用いることのできる一碗。
口縁から長めのニュウが一本と、極短いニュウが一本見られる。その他、窯傷以外に目立った瑕疵は無く、状態は概ね良好。保存箱付き。
W10.8cm×H4.8cm
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