Antique & Poetics – Serpent Rhythm Continuum

蛇韻律 Serpent Rhythm Continuum

李氏朝鮮 無地刷毛目 茶碗

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価格幅:¥50,000 - ¥250,000

李氏朝鮮時代初期に焼かれた茶碗。竹の節高台から腰を張って立ち上がり、口縁を端反りさせ、見込みには茶溜まりを設ける。白泥は腰まで浸し掛け、その下には透明釉越しに灰色の素地が覗いて、白と鼠色の二層が器体を水平に分かつ。釉は高台内まで及び、畳付には目跡を残す。白泥の肌には細やかな貫入と淡い染みが浮かび、柔らかな白に時を重ねた陰影を添える。

粉青沙器のうち、白泥を刷毛で塗らずに浸し掛けしたものを、韓国では「トムボン(덤벙)」と呼ぶ。日本の茶人はこれを、器全体を白泥で覆うものを粉引、高台周りを掛け残すものを無地刷毛目と呼び分けた。無地刷毛目は全羅南道の務安郡で多く作られたことから「務安粉引」とも称されるが、高興郡など他地域の窯址からも同種の陶片が見つかっている。その多くは日々の膳に供された碗皿の類であったが、なかにあって本作は、端反りの姿、竹の節高台、見込みの茶溜まりと、茶碗としての約束を自ずから備えている。手取りよく、高麗茶碗の風格を確かに湛えた一碗。

口縁から伸びる三本のニュウに金繕いを施した。カセは少なく、全体的に良好な艶を保っている。保存箱付き。

W12.8cm×H7cm
  • 修繕

    金つぎ 柳蔭

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