清朝末期に焼かれた青花の小皿。ニューメキシコ州章の構図を元に、アメリカンイーグルを描いたものと思われる。19世紀後半、米国は清国最大の貿易相手国であったことから、州関連の記念品として米国に贈られたものと考える。

口縁に短いニュウが二本伸びているが状態は概ね良好。高台内のニュウは表には通っていない。図録 “Chinese Export porcelain in North America”に類品が収録されている。