Loading...

古萩 振出

ARCHIVED

江戸時代前期に焼かれた萩焼の振出。手捻りによる凹凸感のある器体を成し、艶のある厚い釉薬が全体を覆う。大道土が発見される以前の特徴である、重い手取りが好ましい。

文禄の役(1592)の際に連行され、毛利輝元に預けられた朝鮮人陶工の李勺光と、その後渡来した弟の李敬によって、萩城下に開窯されたのが萩焼の始まり。本作は二〜三代頃の作と思われ、半島の乳瓶を翻案したであろう特異な造形が魅力。全体を覆う細かな貫入に複数の染みが折り重なり、深い茶味を湛えている。

表面の小傷以外に目立った瑕疵は無く、状態は極めて良好。菅蓋を伴い、箱に収まる。

W7cm×H10.5cm
  • キャプションは考察が進み次第随時更新されます。
  • 画像は実際の商品と色味が異なる場合がございます。
  • ご購入の際には、「特定商取引法に関する表記」をご一読ください。
URL Coppied.