金朝 磁州窯系 白地緑彩壺
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金朝期に磁州窯系の窯で焼かれた壺。腰部から下に鉄釉、上に白化粧を施し、透明釉を掛ける。口縁下に襞状の装飾を二重に貼り付け、その上から緑釉斑を三箇所に配す。遼や金の作品に緑釉班が使用されたものは少なく、宋代の技法が良く保存された意匠と言える。上部にかけて膨らみを増す独特の器形や、意図的に重ねられた襞と緑釉班など、女真族のシャーマニズムを感じさせる深遠な作行きとなっている。
全体的にカセがあり、釉が一部剥離している。口縁にホツが二箇所とニュウが一本、高台にホツが一箇所見られる。保存箱付き。
W16cm×H14cm
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