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古常滑 小壺

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鎌倉時代前期に常滑で焼かれた無釉の小壺。同地の甕の器形と同様、大きく張り出した胴部から僅かに膨らみを成し、玉縁へと至る。

12世紀後半に知多半島各地に広がった古窯群は、二毛作や肥培技術の発達による陶器の需要増加との関連が指摘される。甕のミニチュアのようなこの小壺も農民の日用器や種壺であったか、あるいは農耕祭祀で用いる祭器のようなものだったのかもしれない。

口縁が摩耗しているが概ね状態良好。底内部に漆が塗られているため水漏れもなく、散歩の折に摘んだ野花を投げ入れるには最適である。

W9cm×H7.5cm
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