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後漢 緑釉匝

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後漢時代に焼かれた緑釉の柄杓。円盤状の胴部に柄が付いた「匝」と呼ばれる器種で、柄は龍または他の瑞獣を象っている。当時の中国では、多彩な器物の緑釉陶が明器として作られ、死後の幸福を祈って墓に副葬された。中でも壷や耳杯は相当数が焼かれており、出土例も多いが、匝は稀少。緑釉には鉛が使用されているため実用には向かないが、銀化の進んだ複雑なテクスチャは幻想的でさえあり、鑑賞に最適。

銀化や微細な釉の剥離を除いて目立った瑕疵は無く、状態良好。保存箱付き。

W15.5cm×D11.2cm×H3.3cm
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