朝鮮 鉄砂橋文筒茶碗
ARCHIVED日本統治時代の朝鮮で焼かれた筒茶碗。桃山志野の名品「橋姫」をデフォルメしたものと思われ、台形のシルエットや二重高台といった、絵付け以外の特徴も再現されている。
当時の朝鮮では、陶磁器が特産品の性格を帯び、日本の市場を意識したものが盛んに作られた。その多くは李朝期の意匠を復刻したもので、本作のように日本の名品を写したものは非常に稀と言える。冷たく硬質な印象の白磁は、温もりある志野の作行きとは対照的で、その矛盾がかえって面白みを生んでいる。
目立った瑕疵は無く、状態は極めて良好。目立った瑕疵は無く、状態は極めて良好。
W9cm×H6.8cm
- キャプションは考察が進み次第随時更新されます。
- 画像は実際の商品と色味が異なる場合がございます。
- ご購入の際には、「特定商取引法に関する表記」をご一読ください。