古帖佐焼 鉄釉双耳瓶
ARCHIVED江戸時代前期に西餅田系元立院窯で焼かれた瓶。長い筒型の胴部を成し、なだらかな頸部に小さな双耳を有する。高台脇まで鉄釉が掛かり、底部は糸切りとする。
同窯は寛文三年(1663)に修験者小野元立によって開窯。官窯である竪野系と並び、初期の作品は古帖佐焼に分類される。本作は鉄釉掛けの所謂「黒もん」の初期代表作でもあり、全体に筋文を廻らせたものがよく知られる。漆黒の膚が醸す重厚な趣が、花の可憐さを引き立てる。
高台脇に1cm程の削げが見られる。それ以外に目立った瑕疵は無く、状態良好。
W7.5cm×H16.4cm
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