明朝 景徳鎮窯 青花八宝文盃
ARCHIVED
明朝前期に景徳鎮の民窯で焼かれた青花盃。深さのある端反りした器体を成し、外面に八宝文と唐草文を描く。
正統年間から天順年間(1436~1464年)の景徳鎮では、戦乱の影響で官窯の生産が著しく減少し、民窯の生産が活発化した。これにより、官窯のように厳格な規範に縛られない、自由闊達な絵付けの作品が数多く生み出された。八宝文は仏教・道教に由来する八つの宝物(法器)を表す吉祥文で、碗や皿に描かれたものは多く現存するものの、盃に描かれた例は珍しい。八宝が四つに簡略化されているが、小さい面積に手抜かりなく描かれている。
高台に小ホツが幾つかあり、見込み中央部がややカセている。その他に目立った瑕疵は無く、状態良好。
W5.7cm×H4cm
- キャプションは考察が進み次第随時更新されます。
- 画像は実際の商品と色味が異なる場合がございます。
- ご購入の際には、「特定商取引法に関する表記」をご一読ください。