陳朝 飴釉輪花皿
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大越国(現ベトナム北部)の陳朝期に焼かれた皿。深さのある器体を成し、輪花形の鍔縁を有する。見込みには五つの目跡を残し、高台は無釉の平底とする。当時のベトナム陶磁において、輪花は陽刻などの装飾と組み合わせられることが多かったが、本作は珍しく素文。釉色は深い飴色に発色しており、多種多様なベトナム陶磁の中でも特異な様相を呈している。
発見時に記入されたと思われるペン書きがうっすらと高台に残る。口縁に一箇所、1cmほどの削げの直しが見られる。その他、口縁にホツ・削げ、膚に細かな傷が見られるものの、状態は概ね良好。
W16.8cm×H3.7cm
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