明朝 古染付 青花茶入
¥100,000(税込)
明朝末期に景徳鎮の民窯で焼かれた古染付の小壺。天啓年間(1621–27)前後、日本への輸出を目的に景徳鎮で製作された青花磁器を古染付と呼称する。自由闊達な筆致と民窯特有の大らかな作行きがその特色となっている。
本作は胴部に亀甲文をめぐらし、円窓内に「吉」「喜」の文字を配する。吉祥性を強く打ち出した文様構成であり、輸出先の日本においては茶入として伝世した。小ぶりな寸法ながら豊かなふくらみを備え、愛玩性と実用性を兼ね備える姿は、古染付が茶人に受容された理由を端的に物語っている。
口縁に一箇所、ホツの金繕いがある。その他、窯傷以外に目立った瑕疵は無く、状態は極めて良好。蓋を伴い、箱に収まる。
W6cm×H4cm
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