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古曽部焼 海老皿 三客組

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幕末〜明治に焼かれた古曽部焼の海老皿。窯印から五十嵐家三代・信平の作であることが分かる。

古曽部焼は江戸時代後期、現在の大阪府高槻市で藩の援助を受けない地方窯として開窯した。九州諸窯や高麗、赤絵の茶陶写しから日用雑器まで産したが、軽妙かつ鄙びた作風は同時代の地方窯のなかでも特異な位置を占める。

この海老皿や丹波海老徳利は吉祥紋としての海老をシンボリックな意匠にまで高めている。そこに洒脱な都市文化を形成した元禄以降の上方の粋(すい)を見ることができるだろう。

いずれも焼成時の窯傷や引っ付き跡が見られるが、概ね状態良好。深さがあるため、酒杯にも利用できる。

W11.5cm×H3cm
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