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唐 三彩盃

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白い化粧土の上に緑釉、褐釉が美しく溶け合う唐三彩の盃。河南省鞏義市の黄冶窯で焼かれたものだろう。北斗七星を表す七つ一組の盃の内の一つで、本来はそれらが同じ三彩を施した盤の上に並べられる。

長らく明器と見做されてきた唐三彩であるが、現在では生活遺跡からも出土が認められていることから、この盃が明器なのか、実用の器なのかは検討の余地がある。

口縁、高台にホツが見られるが馴染んでおり目立たない。一部銀化が進んでいるようである。合箱付き。

W7.5cm×H3cm
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