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チャンカイ文化 加彩人形壺

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ペルーの首都リマから北に約70kmの中部海岸砂漠地帯で発掘された人物型土器。化粧掛けが施された手捻りの躯体に衣装や装飾品が彩色されており、頭部背面には取手が付く。

プレ・インカ期に興隆したチャンカイ文化は、特徴的な造形の土器と高度な織物で知られる。主に副葬品として焼かれたクチミルコと土偶やこのような人型・動物型の土器があり、個体ごとに異なる表情や装飾品を持つ。

儀礼のための発酵酒「チチャ」の杯を中央に抱えた個体は主に首長を象ったものとされているが、こちらは胎児を慈しむ妊婦のように見える。轆轤成型の技術はもとより、文字さえ持たなかった古代アンデスの自由で豊かな図像表現がよく表れている。

底部が平らではないため自立しない。全体に欠けや経年劣化が見られるが、大きな破損はない。

W13cm×D13cm×H21cm
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