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対州焼 白磁皿 五客組

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江戸時代中期の対州皿五客。金海産の白磁に似た透明感のある釉膚を持ち、見込み中央と高台に褐色の目跡を残す。

藩直轄の釜山窯は献上品を、対州の民窯は商用の茶陶を製造していたが、釜山窯が閉窯した享保3年(1718年)以降、対馬に御用窯が設置される。常に密接な関係にあった両地の作行きは似通っており、本作もいずれで焼かれたものか判断が難しい。均一な器形には品質の高さが窺える一方、不規則に生じる貫入が多彩な染みを生じさせ、各々の皿に個性を添えている。

一客、畳付に窯傷が見られる。既に茶席で使用されていたものと思われるが、いずれの個体も目立った瑕疵はなく状態良好。保存箱付き。

W15.5cm×H2.5cm
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