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李氏朝鮮 白磁皿

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李氏朝鮮時代に焼かれた白磁皿。轆轤目の立つ粗放な躯体に青みがかった透明釉を総掛けする。口縁は溝縁を成し、見込みには勾玉のような砂目跡を三点残す。初期の粗質白磁には見られない茶趣が意識された作行きから、文禄・慶長の役以降に日本人の関与で焼かれたものと考える。仄かに桃色に色付いた艶のある釉膚が美しい。

酒盃にはもちろん、十分な深さがあるため平茶碗としても使用できる。口縁に短いニュウが幾つかと小ホツが三箇所、削げが一箇所見られるが状態は概ね良好。仕覆、保存箱が付属する。

W14cm×H4cm
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