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チャンパ 焼締壺

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現ベトナム中南部で出土した焼締壺。高台は糸切りで、肩の張り出した胴部にやや外開きの口頚部を成し、口辺は玉縁とする。無釉の素地に灰を被ったその姿形は、常滑や信楽といった中世六古窯を彷彿とさせる。

チャンパ王国(192–1832)は15世紀に施釉陶磁を輸出していた。この種の焼締陶はチャンパの勢力が弱まった16世紀、朱印船を許可した広南国阮氏支配下でチャム人によって焼かれたものと考えられる。日本では南蛮焼締という呼称で他地域のものと一括りにされ、茶の湯で珍重された。

水漏れもなく花生けに最適であるが、無釉のため落としの使用を推奨する。窯傷を除き、目立った瑕疵はなく状態良好。

W16.5cm×H16cm
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