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金朝 臨汾窯 油滴天目茶碗

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金朝期に山西省臨汾で焼かれた天目茶碗。鼈口の天目形を成し、器面にはうっすらと油滴が生じる。漆黒を湛えた柚子肌と、鉄が塗られた肌理細やかな露胎は、同じく北方系の河南天目とは趣を異にし、永年の使用でより深みを増している。

臨汾窯の存在は明・清朝期の文書に記されており、1970年代に臨汾市堯都区龍祠村付近で初めて窯址が確認された。主に操業したのは金〜元朝期で、明朝初期には衰退したとされる。天目以外にも褐釉や白地、白地黒花などの陶片が出土しており、磁州窯の影響を受けながら発展した窯であることが分かる。

目立った瑕疵は無く状態良好。保存箱付き。

W12cm×H7cm
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