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松代焼 白緑釉片口

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江戸時代後期に焼かれた松代焼の片口。褐色の粗い胎土を用い、白失透釉を高台脇まで施す。この手の片口としては最小と言える、小服ほどの稀少な寸法。

松代焼は信州真田十万石の城下町、現在の長野市松代町に所在した複数の窯の総称。文化13年(1816)に藩窯として創始したが、御庭焼ではなく庶民向けの質実剛健な生活雑器を産し、更埴地方を中心に各地の窯業に影響を与えた。本作は同窯を代表する銅釉流し掛けではなく、白と緑が微細に溶け合う柔和な釉景が魅力となっている。

注口に小ホツ、高台に古いホツがある以外に目立った瑕疵は無い。

W11cm×D11.5cm×H6.3cm
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