遼 褐釉陽刻皿
ARCHIVED遼代に焼かれた褐釉皿。僅かに深さのある器体に、壮麗な自然観を陽刻で表す。見込みには小さな目跡が三点残る。
遼代の窯址は契丹の支配地域であった現在の内蒙古や遼寧省など各地で発見されており、作風には彼らの民族性が反映されている。現在まで官窯は見つかっていないものの、全般的に質の高い作品が多く、精緻な陽刻や釉薬の色艶には目を見張るものがある。
軟質ながら極めて良好な状態を保っており、器面の小傷を除いて目立った瑕疵は無い。
W13cm×H3cm
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