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元朝 磁竈窯 緑釉鼎形香炉

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元朝期に磁竈窯で焼かれた香炉。鼎形の器体に白泥を施し、緑釉を掛ける。底部は露胎とし、胎土を丸めた簡易な足を設ける。德化窯と並ぶ泉州の窯業地である磁竈窯では、東南アジアや西アジア、東アフリカへ向けた輸出品が数多く焼かれたが、本作は道教の信仰が盛んな近辺の需要に応えたもの。香煙の立ち上る様子がありありと浮かぶ、素朴ながらも崇高な佇まいが魅力。

内部は無釉で、炭化により黒ずんでいる。削げや釉の剥離、土の付着が見られる。ニュウが一本見られる。耐久性に問題は無く、実用可能。

W10cm×D8cm×H8.5cm
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