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西夏 霊武窯 水波文双耳小壺

¥45,000(税込)

金朝服属期の西夏王朝下で焼かれた双耳小壺。現在の寧夏回族自治区の霊武市に所在した窯の産。胴部に櫛目による水波文を施し、錆釉と天目釉を掛け分ける。

タングート族が支配する西夏(1038年 – 1227年)は、独自の年号や西夏文字の制定など、漢民族とは異なる文化を形成していたことで知られる。ヘレニズムのアンフォリスコスを思わせる水波文の意匠は、シルクロードのオアシスであった同地の西方的影響を感じさせるもので、彼らの住む砂漠・草原地帯の彼方に揺れる地平線を描き出すようである。

片耳と口縁に削げが一箇所ずつ見られる。カセは殆ど無く、全体的に良好な艶を保つ。

W8cm×H10.5cm
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