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古上野 岩屋高麗窯 海鼠釉襞皿

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江戸時代初期に岩屋高麗窯で焼かれた皿。鉄気の多い赤褐色の胎土を用い、藁灰釉を高台脇まで施す。口縁は靭やかな襞状を成し、裏面には細い轆轤目が立つ。同窯は釜ノ口窯に続いて慶長12年(1607)頃に開かれた上野焼の窯で、主に民間向けの質の高い日用品を産した。口縁端部を襞状に成形する「縁なぶり」の技法は、高取焼の内ヶ磯窯にも見られ、両窯の類縁性を最もよく体現している。

伝世品のためカセは無く、艶のある膚を保っている。口縁にホツが複数見られるが状態は概ね良好。

W16.5cm×H4.8cm
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