Antique & Poetics – Serpent Rhythm Continuum

蛇韻律 Serpent Rhythm Continuum

清朝 景徳鎮窯 青花藏文盃

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清朝期に景徳鎮で焼かれた青花の盃。フラットな底部を成し、外面に藏文が廻る。主に漢伝仏教が信仰されていた明朝に代わり、清朝(満州族)ではチベット仏教が信仰された。それはチベット仏教に深く帰依していたモンゴル族との同盟関係を意識したもので、歴代の皇帝は高僧たちと密接な関係を築き、儀式や文物にその様式を取り入れた。しかし、青花の図案は従来通り自然風景、花鳥が主体を成しており、本作のように藏文が描かれたものは非常に稀。日常の器ではなく、祭器の類だったのかもしれない。

内外に小傷や薄いスクラッチが見られるが、総じて状態良好。

W7.2cm×H3.8cm
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