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スコータイ朝 モン族 灰釉碗

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タイの古窯の下層部から出土した陶器製の碗。古くから東南アジアに居住するモン族が、雲南より南下してきたタイ族に壊滅させられる前夜、おそらく12〜13世紀頃に焼いたものだろう。クメール陶器に通ずる部分があり、モン族がクメールの地で作陶技術を習得していたことを示している。

モン族の窯を継承したタイ族が、中国の元王朝との交流の中で生み出したのが宋胡録であった。クメール陶器から派生し、宋胡録の祖型となったこの碗は、東南アジア陶磁の相関関係をぼんやりと浮かび上がらせる。

窯傷以外に特筆すべき瑕疵はなく状態良好。

W14.5cm × H6cm
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