Antique & Poetics – Serpent Rhythm Continuum

蛇韻律 Serpent Rhythm Continuum

陳朝 象牙釉茶碗

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大越国の李朝から陳朝期にかけて焼かれた茶碗。端反りする口縁を成し、見込みに五つの目跡を残す。素地に白化粧を掛けたのち、やや緑を帯びた透明釉を施した、いわゆる「象牙釉」の作例で、全面に細かな貫入が走り、鉄分の染みた釉肌が温雅な景色をなす。小ぶりな高台には鉄錆を刷く。

この種の釉は、クメールの影響を宿す蓋付壺や水注など祭器に多く見られ、碗類は希少。柔らかな白化粧と象牙色の釉調、控えめな目跡の景色は、いずこか高麗茶碗を思わせる素朴な風趣を湛え、侘びた茶席にもよく馴染む。安南古陶の佳趣あふれる一碗。

口縁に釉の剥離が幾つかと、ホツが一箇所見られ、そこから短いニュウが伸びている。高台にホツ、削げが見られる。

W15.8cm×H6.5cm
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