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明朝 宣州窯 焼締瓶

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明朝期に宣州窯で焼かれた焼締瓶。酒税制度が導入された宋代に民間用の酒瓶として普及したもので、携行に適していることから後に軍の水瓶にも採用された。韓瓶という呼称は宋の将軍、韓世忠に由来する。

韓瓶は北宋から清初にかけ、宣州区慈溪をはじめとする安徽省一帯、浙江省や江蘇省など複数の地域で焼かれており、尚且つ軍が国外に携行したため東アジアの至る所で出土する。日本ではベトナム産と誤認され、「南蛮粽」と称し花生けとして珍重された。

海揚がり品であるため貝の付着があるが、特筆すべき瑕疵はない。

W12cm×H19cm
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