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蛇韻律

古小代 海鼠釉小壺 18世紀

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江戸時代中〜後期に焼かれた小代焼の小壺。内部全体に広がる厚い海鼠釉が、溢れ出すように器面にも施されている。

雑器を焼いた窯でありながら、茶陶味を帯びた作風が特徴の小代焼。1632年、細川氏の肥後入国に伴った上野焼陶工が開窯したことがその所以だろう。しかし一方で、文禄慶長の役で加藤清正が南鮮から連れてきた陶工を開祖とする説もあるなど、その始源は未だ明確になっていない。

何れにせよ、その作行きに朝鮮陶技の血脈が流れていることには変わりないが、鉄分豊富な胎土が生み出す深い艶や、笹灰に長石を混ぜた独特の失透釉には、小代山麓の風土がよく表れている。移り変わる時代の気風を余所に、肥後の地でのみ消費・伝世されてきた小代焼の剛毅木訥とした存在感は、九州陶磁の中でも異質であると言える。

口縁部に釉が削れている箇所があるが、それ以外に特筆すべき瑕疵はない。底に一の字の陶印あり。

W10.5cm×H6cm
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