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猿投 灰釉小碗

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平安時代に猿投古窯で焼かれた小碗。箆で削られた粗放な高台を成し、側面には豊かな灰釉が掛かる。用途は判然としないが、税の取り立てに使用する枡のようなものか、富裕農民層に向けて焼かれた日常容器だったのだろう。当時猿投の主流であった宮廷や寺院向けの祭祀道具とは趣を異にする、用の美を感じさせる作である。

側面に窯割れが有り、直されている。その他窯傷、ホツ、ニュウが見られるが状態は概ね良好。水を張ると少しずつ染み出すため、花器に使用する場合は落としが必要。

W9cm×H7cm
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