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後漢 灰釉三耳小壺

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後漢時代に焼かれた三耳小壺。口縁から肩部にかけてオリーブ色の灰釉が掛かり、陰刻による輪線文を施す。同時代の緑釉陶が明器であったのに対し、この種の灰釉陶は実用器であったとされる。

商(殷)に始まる灰釉陶は主に江蘇省〜浙江省で焼かれ、一時は退潮を見せるものの前漢末期に再び隆盛する。その緩急ある器形と灰緑色の釉調は、後漢末期に同地域で興る越州窯への布石となった。

この手は多くが大振りな壺で、小壺は類例が少ない。肩部から下が露胎であるが、固く焼き締められており水漏れはない。保存箱付き。

W10cm×H10cm
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