Loading...

南北朝 青磁碗

ARCHIVED

南北朝時代に焼かれた青磁碗。浅い碗形に平底の高台を有し、発色の良い青磁釉が高台脇まで掛かる。見込み中央には三点の目跡が残り、その周囲を輪線が廻る。複数の王朝が興亡を繰り返した当時、越州窯の技術が拡散し、各地に青磁が普及した。金属器的な様式に留まる本作は、越州窯からは距離のある西南或いは華北の産と考える。本来の用途は祭器であったはずだが、高温で還元焼成された器壁は硬く薄造りで、実用にも十分耐えるだろう。

焼成時に飛散した鉄分が付着し、黒斑が出ている箇所がある。カセと土の付着、口縁に一箇所小ホツの直しがある以外に目立った瑕疵はない。保存箱付き。

W12.5cm×H5.5cm
  • キャプションは考察が進み次第随時更新されます。
  • 画像は実際の商品と色味が異なる場合がございます。
  • ご購入の際には、「特定商取引法に関する表記」をご一読ください。
URL Coppied.