高麗 青磁鉢
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高麗時代に機張(現・釜山)周辺で焼かれた青磁鉢。康津や扶安の青磁とは明らかに異なる、暗く濁った緑褐色を呈し、見込みには三点の目跡が残る。
918年に高麗が建国され、その翌年に首都が開京に遷されると、釜山地域は辺境の地となった。政治的にも疎外された同地に、上等な青磁が流入することはなく、土着勢力の需要を満たすためにこうした粗製の青磁が焼かれていたと推測される。釉薬の上がりだけでなく、高さのある高台や深く容量のある碗形も高麗青磁としては珍しいもので、当時の地方窯における作行きの多様さが窺える。
口縁に小さな削げが一箇所と短いニュウが一本見られる。畳付きに凹凸があり、やや座りの悪さがあるが目立った瑕疵はない。保存箱付き。
W16.5cm×H9.5cm
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