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東普 越州窯 黒釉盃

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東晋時代に浙江省で焼かれた古越磁の盃。やや腰の張った椀形に三日月高台を有し、黒褐釉が高台脇まで掛かる。江浙一帯に青磁の窯が拡がっていた当時、徳清や余姚といった一部の地域ではこうした黒釉掛けの器物も同時に焼かれた。本来の用途は明器だが、酒器に最適なサイズ。酒映りの良い、光沢ある釉膚が好ましい。

全体にカセと、口縁からニュウが二本伸びているが状態は概ね良好。保存箱付き。

W7.8cm×H4.2cm
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