美濃 寛永染付 草文茶碗
ARCHIVED江戸時代初期に美濃地方で焼かれた染付茶碗。織部焼衰退後に出現した通称「寛永染付」と呼ばれるもので、僅か二十年ほど焼かれた後、伊万里焼に淘汰された。
本作は呉須の発色や釉調から大平古窯の産と思われ、控えめな草文が当時の呉須の希少性を物語る。侘びた風情があり、茶映りは抜群。口縁を歪ませているため、片口のような使い方も可能。
発掘品だが、既に使い込まれ艶が出ている。金直しが二箇所、ニュウが数本、部分的なカセが見られるが目立った瑕疵はない。肥前の陶胎染付と混同されたか、「唐津 小服」と書かれた古箱に収まる。
W12cm×D9.5cm×H6.5cm
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