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唐津焼 椎ノ峯窯 緑釉辰砂小壺

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1650〜60年代に椎ノ峰窯で焼かれた唐津焼の壺。玉縁の短い頸部を持つふくよかな器形を成し、素地に灰釉を総掛けする。上から施した銅緑釉は濃淡ある鮮やかな発色を示し、一部紅斑を生じる。こうした窯変は唐津の諸作に見受けられ、鈞瓷を思わせることから中国陶技の影響も指摘されている。燦爛たるターコイズブルーに引っ付き痕が野趣を添える。

高台に欠けとホツが見られるが、それ以外に目立った瑕疵はなく状態良好。保存箱付き。

W14cm×H15cm
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