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アユタヤ朝 緑釉陽刻蓋付壺

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アユタヤ王朝下のタイ南部で焼かれた緑釉壺。オランダ東インド会社がタイから台湾原住民に向けて供給していたココナッツオイルの容器であるが、こちらは長崎の旧家に伝世していた。

東インド会社はこれらの壺を原住民の鹿革と交換した後、長崎で鹿革を販売しており、その際に持ち込まれたものと考えられる。然し、どのような目的で、どれ程の数が長崎に持ち込まれたのかは不明。18世紀後半に登場する「呂宋(ルス)」と名付けられた緑釉掛けの一群との関連も窺わせる。

口辺にニュウが一本と高台にホツが幾つか見られるが概ね状態良好。共蓋に古い金直しがあり、舶来物の茶道具として珍重された様子が窺える。共蓋とは別に塗蓋(漆に数箇所剥がれあり)も付属する。

W17cm×H13cm
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