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元朝 鈞窯 澱青釉皿

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元朝期に焼かれた鈞窯の皿。薄墨の滲むような浅葱色の器面が、海底の如き幽玄な趣を湛えている。鈞瓷は元朝期になると河南や河北、山西、内蒙古などの各地の窯で焼かれ、元末には江西や浙江といった南方にまで生産が拡大した。本作は長崎県鷹島沖から引き揚げられたと伝え聞いており、文永・弘安の役(元寇)との関連を窺わせる。元鈞窯らしい堅牢で実用的な作りと、深淵な景色を兼ね備えた佳品。

裏にカセと貝の付着が見られるものの、表は非常に艷やか。海揚がり品としては極めて状態良好。

W17cm×H3cm
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