チャンパ 褐釉鉄絵鉢
ARCHIVEDベトナム中部ビンディン州周辺の窯で焼かれたチャンパ陶の褐釉鉢。鉄絵が陳朝の竹葉文に酷似していることから、北部大越国の支配が始まった15世紀末頃の産と思われる。この手は貿易によって齎された福建諸窯の雑器類からも影響を受けているが、それらより明らかに精緻かつ堅牢な作行き。薄く施した灰釉が織り成すテラコッタカラーは独自のもので、当地に散在するヒンドゥー様式の遺構を思わせる趣深いものである。
口縁に一部釉切れが見られるが、発掘品としては極めて状態良好。カセも少なく、艷やかな釉膚を保つ。保存箱付き。
W17cm×H7cm
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