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伽耶土器 波状文長頸壺

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三国時代に焼かれた陶質土器の壺。下蕪形の膨よかな器体に丸底を成し、頸部の三段隆帯に櫛歯波状文を陰刻する。高温で焼き締められた膚は黒く硬質で、見応えのある豊かな自然釉が側面に降り掛かる。

大伽耶土器に類するこの手の土器は、伽耶の故地である中南部の他、中部東海岸沿いの江原道や日本列島の古墳群からも見つかっている。それらは新羅による強制移住、或いは新羅の支配から逃れるために離散した伽耶人が残したものと考えられ、彼らの足取りを辿る重要な手掛かりとなっている。

丸底だが難なく自立する。口縁の削げや小ホツ以外に目立った瑕疵は無く、状態良好。底部の窯傷は内側には通っておらず、水漏れは無い。保存箱付き。

W14cm×H18cm
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