Loading...

古小代 黄海鼠釉壺

ARCHIVED

江戸時代中期に肥後で焼かれた古小代の壺。鉄気の多い黒褐色の胎土に鉄釉を施し、藁灰釉を豪快に流し掛ける黄小代の作例。

小代焼は、肥後に転封された細川忠利が上野から従えた牝小路家初代源七と葛城家初代八左衛門によって1630年代に開窯。御用品の茶器や民衆向けの生活雑器を産した。19世紀に入ると土色が明るくなり、銘の入るものが出てくるが、本作はそれ以前に焼かれた古手の作。元は茶壺だったと思われ、薩摩に所縁のあった会津の酒屋に伝世していた。

口辺にニュウが一箇所と、肩部に釉の剥離が見られる。封されていた際の紙が口に固着している。後から誂えられた木蓋が付属する。

W28cm×H32cm
  • キャプションは考察が進み次第随時更新されます。
  • 画像は実際の商品と色味が異なる場合がございます。
  • ご購入の際には、「特定商取引法に関する表記」をご一読ください。
URL Coppied.