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古小代 竹節徳利

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江戸時代中期に焼かれた古小代の徳利。鉄気の多い赤褐色の胎土に鉄釉を施し、藁灰釉を豪快に流し掛けた黄小代の作例。胴は竹節状に括れを持たせ、中位に貼花を二点配す。

1630年代、細川忠利が上野から従えた陶工らによって開窯した小代焼は、御用品の茶器や民衆向けの生活雑器を産した。本作のような竹節徳利は藩士向けのものと思われ、力強いフォルムの中に冴え渡る意匠美が小代焼の魅力を体現している。中でも本作は傑出した釉の上がりで、経年によるハレーションも見どころとなっている。

引っ付きなどの窯傷以外に目立った瑕疵は無く、状態良好。後から誂えられた木蓋が付属する。

W15cm×H24cm
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