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ラーンナー朝 カロン窯 鉄絵飛鳥文皿

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ラーンナー朝期にカロン窯(現タイ北部)で焼かれた皿。浅く削り出した高台から角度をつけて立ち上がり、口縁は端反りする。見込みと外側面に鉄絵で抽象文を描き、透明釉を掛ける。

カロン窯は本作のような鉄絵を中心としたカロングループと、青磁を中心としたワン・ヌワグループに大別される。いずれもサンカンペーン等、タイ北部の諸窯に共通する技術・作行きを有しているが、カロングループの方が薄造りで上手の感が強い。本作の特徴的な図案は飛鳥を描いたものとされており、メトロポリタン美術館にも同手が収蔵されている。晴天を思わせる類稀な発色が、飛翔する鳥たちの躍動感を際立たせている。

部分的なカセと土染みがあり、口縁に釉の剥離と短いニュウが一本見られる。その他、細かな窯傷以外に目立った瑕疵は無く状態良好。

W21.5cm×H4.8cm
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